敷金や礼金はどんなお金?
物件選びをする際には、契約前に支払うお金、敷金礼金の事も念頭に入れて、物件選びをすることが大切です。
敷金礼金という言葉だけ聞いたことがある方も多いかと思いますが、それぞれ全く別の種類のお金になりますので、キチンと把握をしておきましょう。
まず敷金ですが、こちらは、部屋を修繕するお金として、事前に不動産会社に預けておくお金になります。
部屋のクリーニング代金、万が一部屋を破損させてしまった際の修繕費などをこちらの敷金から出して貰い、余ったお金は退去時に返金して貰えるのです。
お部屋を借りているときに、綺麗に利用していれば、基本的にこの敷金は、7割前後戻ってきます。
お部屋の状態によっては、更に支払いを求められるケースもありますが、基本的には、敷金のみで賄えることがほとんどでしょう。
敷金の相場は家賃の1~2k月分程度が相場で、契約時にまとめて支払います。
反対に礼金の場合は、その名の通り、物件の持ち主に、住まわせてくれてありがとうというお礼を込めて支払う金額です。
相場は敷金と同じで1~2ヶ月分程度が主流ですが、この礼金はお礼として支払う金額ですので、基本は返ってきません。
一昔前までは、大家さんが一緒の物件に住んでおり、色々とお世話をしてくれたこともありますので、礼金を支払う価値がありましたが、近年は残念ながら、礼金を支払う意義を見いだせない物件も増えています。
その為、礼金を支払わないといけない物件を避ける方が多く、敷金は払っても礼金は支払わないで済むような所を探す方も少なくありません。
そんな傾向を受けて、敷金はもらうけど礼金はもらわない、敷金礼金共に0円という物件なども増えています。
礼金は特に0円でOKという物件が増えていますので、出来るだけお得に物件を探したいという場合は、そうした物件を探して見ると良いでしょう。
敷金礼金0物件も増えている
敷金礼金を支払わないで良い、ゼロゼロ物件も近年増加傾向にあります。
ですが、敷金はある程度支払っておかないと、万が一部屋を破損させてしまった、汚してしまったという場合、全額自己負担となる事がほとんどですので、結果として退去時に膨大なお金を請求される可能性があるでしょう。
入居時に楽でも、退去時に倍以上の金額が発生するというケースも少なくありませんので、ゼロゼロ物件が必ず良いかというと、決してそんなことはありません。
礼金はまだしも、敷金は事前にある程度支払っておかないと、後が大変になります。
部屋を綺麗に使ったとしても、クリーニング代としてある程度まとまった金額を支払わないといけないケースも多い為、注意が必要です。
敷金礼金は無ければ良いという訳ではないという事を、良く頭に入れておきましょう。